セールのお知らせ! 7月13日(月)から7月22日(水)まで


セールのお知らせ。

7月13日(月)から7月22日(水)までセールを行います。
是非、この機会にご検討下さい。

7月13日(月)から7月22日(水)までがセール期間になります。

買付期間中につき、メール送付の遅れ、メールの送付ができない場合がございまますがご了承下さい。
買付休業中の為、発送は4月24日以降を予定しております。


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●税抜2,000円以下の商品4枚お買い上げで、価格が一番安い商品が1枚 無料。
例えば 1,800円の商品を4枚お買い上げ頂いた場合 1800円の商品が1枚無料になります。
1,800円3枚と1,500円の商品を1枚の組み合わせだと1500円の商品が無料になります。

各ジャンルで「登録日時の新しい順」になっているところを「価格の低い順」に並べ替えると分かりやすくなります。

●期間中、送料を除く8,000円(税抜)以上お買い上げで送料無料です。

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●注文確定後に送信される自動配信メールには通常の価格が記載されています。発送後に割引後の価格を記載して確認のメールを送信いたします。

●通常在庫切れが発生した場合は折り返しメールにてご連絡させていただいておりますが、セール期間中のみ、在庫切れが発生した場合もそのままメールを発送いたします。万が一在庫無しの場合は帰国後にご連絡致しますのであらかじめご了承下さい。

それでは宜しくご検討ください。


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音楽の好みと地域性



今回は『音楽の好みと地域性』の話です。

「Elvis Presleyってどんな人」と聞かれたら
「ロックの基礎を作ったキングと称される偉大な人」と多くの人がこんなふうに答えますよね。
でも黒人のレコード・ディーラーと話したときに彼はこう言ったんです。
「Elvis Presleyはクソだ。黒人から多くを盗み、そして何も還元しなかった。最低の奴だ!」
ちょっと言い過ぎと思う方もいるとは思いますが、黒人の側から見たらそれがある部分事実なんですね。

以前Hal’s Recordsの池田さんとお話させて頂いたときに「Helen Merrillってアメリカには結構ある?」と聞くんです。
「アメリカではなかなか見かけないですよ、ヨーロッパに買付に行っているんだからそっちの方がそれなりにあるんじゃないんですか」
「ヨーロッパの方は黒人にジャズの神髄があると思っているから白人のヴォーカルはあまりないんだよね」
「えっ、そうなんですか」
日本人の感覚だとちょっとビックリしませんか。ジャズ・ヴォーカルの神髄は黒人にありですよ。

日本人だとけっこうこんな感じです。
「お薦めのヴォーカルないですか?」
「Ella Fitzgeraldのバラッドとか心に沁みますけどどうですか?」
「いやあ、上手くても黒人は無理、ジャケ見ても楽しくないし、白人の可愛いのか美人さんがいいな」
そうなんですよね。女性ヴォーカルというのはおじちゃん達のアイドルなんです、だから可愛くないとダメなんです。
勿論そうじゃない方もたくさんいるのは知っています。
そう、でも日本人の多くは黒人の歌手より白人の歌手を好みますよね。

ジャズで考えると名盤って美女ジャケが多くないですか。
内容が同じくらいだったら美女ジャケの方を名盤としているような気がしませんか?
ちょっと内容は落ちるけど素敵な美女ジャケだから…なんて
そうこれもちょっとアイドル感覚が入っているんですよね。
勿論、自分だってElla Fitzgeraldがもっと可愛かったら良いのにとか思いますし、カバー写真は美女のほうが嬉しいですよ。そりゃ男ですから。
個人的には中身が一番大事とは思いますが、聴き方は人それぞれ、好きなアーティストを聞くのが一番ですよ。

またロックの話に戻りますがブラジルでは日本ではほぼ売れない*Ramatamが人気なんだそうです。
Ramatam誰だよって思う人も多いのではないかと思うくらい日本ではマイナーですよね。
何で人気があるのか分かりますか?
そう、あるブラジルの評論家が絶賛していたのが受け継がれて、これがロックの定番となって売れているとブラジルの友人から聞きました。
これって、あの映画*『シュガーマン 奇跡に愛された男』と同じ感覚ですよね。

その国、その地域によって大まかな流れがあるんです。
それはメディアや評論の影響だったり、先ほど書いたことを例にとれば人種の違いだったり、そういうところから音楽の良し悪しが生まれてくる感じがします。
そう考えるとそれぞれが違う様に思っているのだから良い音楽とか悪い音楽とかの意味って無いじゃないかと思ったりします。
音楽って見ている方によって形が違うということが分かると更に面白くなったりしませんか。
もちろん思った通りじゃなくてがっかりする方もいるとは思いますが。
私たちは良い音楽を求めて聴いていたりしますが人それぞれ、それぞれの人が好きなものが良い音楽でいいじゃないかと思う次第です。

次回は『音楽ストリーミング再生とジャズ喫茶等に思う事』です。
少し『レコード店を考えてみる』から離れてしまっていますがもう少しお付き合いをお願い致します。

Hal’s recordsはこちらから

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*Helen Merrill / You’d Be So Nice To Come Home To (Youtube)

*Ella Fitzgerald / Satin Doll (Youtube)

*Ramatam
元Iron Butterflyの Mike Pinera、JImi Hendrixと共に活動したMitch Mitchell、紅一点の美人ギタリストApril Lawtonをメインにしたちょっと小さなスーパーバンド、気になる方はyoutubeをどうぞ

*『シュガーマン 奇跡に愛された男』予告編(Youtube)

7月8日(水)Jazz、Vocal、Rock、Brasil等、買い付け盤新入荷、価格改訂あわせて25枚アップしました。


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7月8日(水)Jazz、Vocal、Rock、Brasil等、買い付け盤新入荷、価格改訂あわせて25枚アップしました。
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アップした商品はこちら↓
Sonny Rollins/ Gary Burton / Clark Terry/ソニー ロリンズ / ゲイリー バーツ / クラーク テリー/3 In Jazz
Various Artists (Van Dyke Parks)/ヴァリアス アーティスツ / ヴァン ダイク パークス/Core Of Rock, The
Ella Fitzgerald/エラ フィッツジェラルド/Cole Porter Song Book, The
Kenny Drew/ケニー ドリュー/Pal Joey
Stan Getz/スタン ゲッツ/Sittin’ In
Esther Williams/エスタ− ウィリアムス/Let Me Show You
Bob Dylan/ボブ ディラン/At Budokan (w/poster, promo copy)
Creedence Clearwater Revival/クリーデンス クリアウォーター リバイバル/Green River (w/shrink wrap)
Antonio Carlos Jobim/アントニオ カルロス ジョビン/Terra Brasilis
Beatles, The/ビートルズ/Beatles, The (white album, coloured vinyl limited edition)
Laura Nyro/ローラ ニーロ/Gonna Take A Miracle (w/shrink wrap)
Archie Shepp/アーチー シェップ/A Sea Of Faces
Herbie Hancock /ハービー ハンコック/Sunlight
Herbie Hancock /ハービー ハンコック/Mr. Hands (w/shrink wrap)
Yusef Lateef/ユゼフ ラティーフ/10 Years Hence
Gloria Smyth/グロリア スミス/Like Soul!
Mabel Mercer/メイベル マーサ−/Songs By Mabel Mercer Volume Two
Robert Crumb And His Keep-On-Truckin’ Orchestra/ロバート クラム/River Blues c/w Wisconsin Wiggles
Bob Dylan/ボブ ディラン/Nashville Skyline
Michel Legrand / Miles Davis/ミッシェル ルグラン / マイルス デイビス/Michel Legrand Meets Miles Davis
Santi Latora/サンティ ラトーラ/Latin Soul – Free Electronic Sound
Steve Kuhn/スティーブ キューン/Trance
J. J. Johnson/j. j. ジョンソン/J. J. Inc. (promo copy)
Creedence Clearwater Revival/クリーデンス クリアウォーター リバイバル/Pendulum (DG)
Creedence Clearwater Revival
クリーデンス クリアウォーター リバイバル
Sweet Hitch-Hiker c/w Door To Door

レコードの転売で食べていけるのか?



今回はたま〜にお客さんに聞かれる「転売で食べていけますかね〜」について書いていきたいと思います。
結論からいえば今は食べていけると思います。
友人にもいますし、コンスタントに頑張ればやっていけるのではないでしょうか。
お店で買って、ヤフオク!等に出品して転売、知識があればそんなに難しい事じゃないですよね。

友人の話ではやはりちょこちょこ、転売屋の世界に入ってくる人がいるそうです。
当然、やめていく人もそれなりにいるそうで大体の人数はそう変わらないと言っていました。
なにが辛いってやはりほぼ毎日どこかに買いに行かなくてはならないこと、それを出品してとなるとそれなりに時間がない。
「誰にも縛られない生活はまあいいんだけど、やらなければお金にならないし、結局は縛られているんだよな」とのことでした。
そうですよね、毎日お店を回ってどこかでやっているセール、100円セール、週末のセールなどに顔を出してレコード買って、同業者同士のそれなりの競争もあってとなるとそれはそれでちょっとしんどいですよね。

じゃあいったいどれくらい儲かるのということが気になりますよね。
「経費、仕入れなどを除いた金額は月で20万円〜40万円くらい、平均だと30万円位かな。ラッキーな仕入れができればもうちょっとはいけると思いますよ」とのこと。
どうです、やってみたいですか?

確かに短期で働くなら良いですよね。
次に何かをする目的がある、それなら一時的に転売屋も悪くないと思います。
ただ長い目でみたら、申し訳ない、正直お薦めできません。
どんなにレコードが好きでも、ほぼ毎日の買付…疲れ切っちゃうかもしれません。
結婚して、子供が欲しいかなと思ったとき、その仕事がダメになったらもうつぶしが効かないです。しかもなんの保証もありません。
しかも楽そうにみえて決して楽ではない。
だからこそ、転売の世界に人は入ってきてまたやめてしまう方も多い?それなりにいる?のだと思います。
仕事だからどれも厳しいのは同じじゃないかという方もいらっしゃるとは思います。
俺は自立して頑張るんだ!と思う人には良いかもしれません、でも当然ながらくじけないことが前提です。
更に次にどのようにステップ・アップしていくかを考えておきたいところですね。
それができるならOK! 転売屋、良いじゃないですか。やってみましょう!

お願い:「サボテンレコードが『やってみましょう!』って書いてあったから始めたのに利益が出ませんでした」と言われても困っちゃいますので始める場合は自己責任で御願い致します。

次回は「音楽の好みと地域性」についてのお話です。
ディーラーから聞いた話などを交えてそれぞれの音楽に対しての感じ方について書きたいと思います。

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7月5日(日)Jazz、Vocal、Rock、Brasil等、買い付け盤新入荷21枚アップしました。


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Cedar Walton/シダー ウォルトン/Mobius
Wes Montgomery/ウエス モンゴメリー/Movin’ Wes
Gerry Mulligan / Chet Baker/ジェリー マリガン / チェット ベイカー/Carnegie Hall Concert Volume 2
Gerry Mulligan / Chet Baker/ジェリー マリガン / チェット ベイカー/Carnegie Hall Concert Volume 1
Charles Mingus/チャールズ ミンガス/Two
Carmen McRae/カーメン マクレエ/Live At Sugar Hill San Francisco
Joe Pass/ジョー パス/Catch Me!
Morris Nanton/モーリス ナントン/Something We’ve Got
Joni James/ジョニ ジェイムス/Award Winning Album No.2
Herbie Hancock /ハービー ハンコック/Man-Child (w/shrink wrap)
Herbie Hancock /ハービー ハンコック/Thrust
Miles Davis/マイルス デイビス/We Want Miles
Larry Young/ラリー ヤング/Of Love And Peace
Mal Waldron/(Waldron, Jackson, Weber, Braceful)/Call, The
Emerson, Lake & Palmer/エマーソン レイク アンド パーマー/Picture At An Exhibition
Beatles, The/ビートルズ/Rarities (sampler album not for sale)
Chris Connor/クリス コナー/In Person
Bossa Jazz Trio/ボッサ ジャズ トリオ/Bossa Jazz Trio
Elis Regina/エリス へジーナ(エリス レジーナ)/Ela (1971、レア裏面書込仕様)
Jimi Hendrix/ジミ ヘンドリックス/Smash Hits
Marilia Medalha/マリリア メダーリヤ/Marilia Medalha (promo copy)

7月1日(水)Vocal、Jazz、Rock、Brasil等、買い付け盤新入荷21枚アップしました。


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Julie London/ジュリー ロンドン/Julie
Peggy Lee/ペギー リー/Sea Shells (pink label promo)
Beach Boys, The/ビーチ ボーイズ/She Believes In Love Again (same flip)
Doris Day/ドリス デイ/Lullaby Of Broadway (4×45’s Box)
Jo Stafford/ジョー スタッフォード/Autumn In New York (3×45’s Box)
Doris Day/ドリス デイ/On Moonlight Bay (4×45’s Box)
Deep Purple/ディープ パープル/Made In Japan (porky, 1U)
Italian Jazz Ensemble/イタリアン ジャズ アンサンブル/Italian Jazz Ensemble
Linda Ronstadt/リンダ ロンシュタット/Hasten Down The Road (Rare Blue label)
Oscar Peterson/オスカー ピーターソン/In A Romantic Mood
Jim Hall/ジム ホール/Concierto (RVG)
Roland Hanna/ローランド ハナ/Child Of Gemini
Tete Montoliu/テテ モントリュー/Tete!
Dave Brubeck/デイブ ブルーベック/Dave Digs Disney
Bob Dylan/ボブ ディラン/Bring It All Back Home(テイルオフ激狭1C/1C 2eye lbl., white letter mono copy)
Nitty Gritty Dirt Band, The/ニッティ グリッティ ダート バンド/Uncle Charlie
Dave Liebman/デイヴ リーブマン/Drum Ode
“Sticks” McGhee / John Lee Hooker/スティックス マッギー / ジョン リー フッカー/Highway Of Blues
Toninho Horta/トニーニョ オルタ/Terra Dos Passaros
Ana Lucia/アナ ルシア/Ana Lucia
Led Zeppelin/レッド ツェッペリン/II (2, RL)

クレームのお話 (2)



今回も「クレームのお話」です。
前回はこんなクレームがありました。
でもそれってお店にとってはありがたい事でもありますと言うことを書きました。
お店や通販を生業としている方で書いてあることは分かるけど…それでも、理不尽なのはどうしても耐えられないと思う方も多いと思います。

今回はどうやって、そのいたたまれない気持ちをどう抑えていくかということを書きたいと思います。

まず今回は私共がお客様の気持ちを汲み取ってあげれなくてスミマセンという例を取り上げてみました。

またまたヤフオク!の例ですが
500円のレコードを落札された方がいらっしゃいました。
当然「落札ありがとうございます」というメールを送付したのですが
帰ってきた返事は
「500円のレコードに送料600円(当時)はいかがなものかと思います。送料の再考をお願いします」
送料はオークションのページに書いてあるし…困っちゃったな。
再考する余地もないので「…申し訳ございませんがオークションのページに最初より記載してありますので何卒ご了承ください」
返事は
「(オークションページに)書いてあるので今回は支払いますがどうして500円のレコードに送料600円払わないといけないのか意味がわかりません」
…う〜ん、申し訳ない、でも意味が分からないのはこっちもなんです。

ヤフオク!って通販でレコードを買ったことがない方が買ったりもするので当店がお客様に送付する落札メールは若干長めなんです。
送料について、送付方法など40行弱説明しています。
お客さんからのご指摘の度に直して、間違い無いようにお客さんに伝えるられるようにしていったら最初は10行くらいだったものが40行弱まで伸びてしまったのです。
これでよし、概ね間違い無い!って思ったところに新たなクレームがやってくるのです。
「御社の落札メールは送付方法など細かく記載がありますが、これはただ単に問題があった場合の逃げ口上のように感じます。普通の方でしたら分かる事をつらつら書くのはやめて頂きたい」
はい、そうなんですけど…みなさん良くお分かり頂いているお客さんみたいな人ばかりじゃないんです。
すみません。
短ければ短いで問題があり、長ければ長いで問題とは悩ましい事です。

500円のレコードに新品の外袋が付属していないと責める方。
「○○という店では300円のレコードでも新品も袋をつけてくれますよ!」
「申し訳ございません。当店ではその様なサービスは行っておりません」
「だったらそこで買えばいいじゃない…」という言葉が喉から出そうになりますが…ご満足させてあげられないこと、申し訳ないです。
お客様、できれば
100円で買って1000円で売るレコードは儲からない
を読んで頂きたい。
ご理解して頂けないかもしれませんが…

当店は盤をカバーの外に出して送付するんですが
「そんなレコード店初めて見ました、ありえません。最低です」とメールを送ってくるお客様。
え〜っ、レコードって底割れしないように盤を外に出して送るものなんじゃないの〜
そうか、それは常識じゃないのか、仕事って難しい…

オリジナルと書いたのを見て「これは初回プレスですか、最初につくられた物という保証はあるんですか」
と聞いてくるお客様。
「申し訳ございません。そこまでは分かりかねます。レーベル、カバーの仕様が初回にプレスされた物と同様ですと2回目でも、3回目でもオリジナルなります」
「それじゃ、オリジナルと言えないじゃないですか」
…はいそうなんですけど、本みたいに2版目、3版目とは書いてありませんし…どの店もそうしていると思うのですが…
そんなお客様に聞きたい、どうやって見分けるのかと…

ヤフオクにThe StoogiesのFun Houseのオリジナル(バタフライレーベル)を出品したところ
「これはオリジナルじゃないです。オリジナルは赤レーベルです。権威あるGoldmine誌でもその様に書かれています」
と質問欄に…
「ご質問ありがとうございます。ご指摘の件ですがFun Houseのオリジナルはバタフライレーベルになります。赤レーベルはカナダ盤だと思います。またGoldmine誌に権威などはございません…」
そうなんですよね書籍ってたまに嘘を書いてあるんですよね。存在していない物を存在しているとか、オリジナルじゃない物をオリジナルといったりと、それを信じてしまうのは仕方無いのですが、そんな嘘をがっつり言われるとなんか凹みます。

前回書いた『メールで「○○郵便局留めにしてください」』には続きがあって
「お宅の従業員の受け答えが酷いのでクビにしなさい」
「申し訳ございません。さすがにそれはできかねます」
「だったらもうお宅からは買いません」
「この度は本当に申し訳ございませんでした。いままでありがとうございました」
「ホントに私の言うことがきけないんですね」
「はい、申し訳ございません」
確かに従業員の対応が少し悪かったのかも知れません、でも分かるでしょ、クビは切れないです。
ごめんなさい。

前回の「例をもっと書いてくれ」というメールに応えて書いているうちに本題を忘れそうでした。
そう、今回はどうやって、そのいたたまれない気持ちを抑えていくかということでした。

前回書いた個人的には理不尽だなあと思う例はこれといって怒りたくなることはありません。
ただ、ただ面白いな~と思うだけですので気にならないのです。

私自身もそれほどよくできた人間ではありませんので腹が立つときもあります。

でも販売する側である私たちがお客様に怒ったりしたら火に油をそそぐだけです。
どんなことを書かれていてもお客様は悪気はない、ただ書き方が悪いだけと思いましょう。
そう、自分はこんな風に処理します。
→ひどいメールがくる
→腹が立つ
→一旦メールを閉じて平常心になる時間を持つ
→ひどい言葉を削り、読んで内容を理解、普通のメールだと思い込む。
→丁寧に返す。
こちら側から見た正論をキッチリ言ってもなかなか理解して頂けないんです。
そう、こっちから見た正論は、お客様にとっての正論ではないんですから。
まずは相手の立場に立って理解、そこから自分たちができないことはできないと丁寧に説明して謝るしかないんですよね。

誰だってひどいメールが送られてきたら腹が立ったり、落ち込んだりすると思います。
ですのでお客様、お願いがございます。
クレームのメールを送付したいときにはできるだけ丁寧な言葉遣いで送って頂きたい。
あなたの優しい言葉が私共の心を開き、普段はできないことをお客様の為にするかもしれない。
あのイソップ寓話*「北風を太陽」のお話を思い出して頂きたいのです。
「それを思い出さなくちゃいけないのはお前だよ!」と言われれば「はい、その通りです」としか言えないのですが…

こんな風に書いてもいつも思う事があるのです。
自分が言っていることが正しいのかなと?
お客様が言っていることが正しいのかもしれないと。
ですので今回あげた例でもお客様の中には「間違っているのはサボテンレコードでしょ」と思う方もいると思います。
それはそれでいいのではないかと思います。
でも私共もそう思いながらもお客様のご希望に添えないことも多いかとは思います。
ですので最初に謝っておきますね。
申し訳ございません!

次回は「レコードの転売で食べていけるか?」を予定しております。
レコード好きならやってみたい?転売生活を考えてみたいと思います。

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*ご存じない方はウィキペディア「北風を太陽」をどうぞ

6月28日(日)Vocal、Jazz、Rock、Brasil等、買い付け盤新入荷25枚アップしました。


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Eric Clapton/エリック クラプトン/24 Nights
Francy Boland – Kenny Clarke Big Band, The/ケニー クラーク / フランシー ボランド/Open Door
Dinah Shore/ダイナ ショア/Dinah Sings Some Blues With Red
Dinah Shore/ダイナ ショア/Sings Cole Porter And Richard Rodgers
Karin Krog/カーリン クローグ/I Remember You…
Monica Lewis/モニカ ルイス/Sing It To The Marines
Joe Venuti and Eddie Lang/ジョー ヴェヌーティ / エディ ラング/1929-1930 (limited edition, green vinyl)
Joe Venuti and Eddie Lang/ジョー ヴェヌーティ / エディ ラング/1927-1928 (limited edition, green vinyl)
Jackie Mclean/ジャッキー マクリーン/Jacknife
Antonio Carlos Jobim/アントニオ カルロス ジョビン/Wave (green cover)
Kenny Burrell/ケニー バレル/ Bluesy Burrell
Bill Evans/ビル エヴァンス/V.I.P.s Theme, The (sealed copy)
Lionel Hampton / Miyoko Hoshino /ライオネル ハンプトン / 星野 美代子/East Meets West (w/shrink wrap)
Peter, Paul & Mary/ピーター ポール & マリー/In The Wind
Alan Price/アラン プライス/Performing Price
Miles Davis/マイルス デイヴィス/Milestones…
Johnny Pate/ジョニー ペイト/A Date With Johnny Pate
Frank Zappa (The Mothers Of Invention)/フランク ザッパ/ Why Don’t You Do Me Right  c/w Big Leg Emma
Delaney & Bonnie/デラニー & ボニー/To Bonnie From Delaney
Little Feat/リトル フィート/Last Record Album
Paul Butterfield/ポール バターフィールド/Put It In Your Ear (RL, 1A/1A)
Eric Clapton/エリック クラプトン/Eric Clapton
Egberto Gismonti/エグベルト ジスモンチ/Sol Do Meio Dia (promo copy)
Joyce/ジョイス/Feminina
Coleman Hawkins And Roy Eldridge/コールマン ホーキンス / ロイ エルドリッジ/At The Opera House

6月24日(水)Vocal、Jazz、Rock等、買い付け盤新入荷25枚アップしました。


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Anita O’day/アニタ オディ/Swings Cole Porter With Billy May
Jo Ann Miller/ジョ− アン ミラー/… Unrestrained!
Ann Richards/アン リチャーズ/I’m Shooting High
Donna Hightower/ドナ ハイタワー/Take One!
Georgia Gibbs/ジョージア ギブス/Swinging With Her Nibs
Peggy Lee / Frank Sinatra/ペギー リー / フランク シナトラ/Man I Love, The
Peggy Lee/ペギー リー/Uncollected 1948
Irene Kral /アイリーン クラール/Kral Space
Ken McIntyre/ケン マッキンタイヤー/Hindsight
Charles Mingus/チャールズ ミンガス/Live In Paris 1964 Vol. 2
Wynton Kelly Trio / Wes Mongomery/ウイントン ケリー / ウエス モンゴメリー/Smokin’ At The Half Note (RVG)
Dexter Gordon/デクスター ゴードン/Jumpin’ Blues
Dexter Gordon/デクスター ゴードン/Tangerine
Eddie Higgins/エディ ヒギンズ/Eddie Higgins
Elvin Jones/エルヴィン ジョーンズ/Puttin’ It Together
Charles Mingus/チャールズ ミンガス/Tijuana Moods
Juan Jose Calatayud/フアン ホセ カラタユード /Jazz Barroco
Richard Lemus/リカルド レムス/Richard Lemus
Miles Davis/マイルス デイビス/ Jazz At The Plaza Vol. 1 (1A/1A, w/shrink wrap)
Teddy Wilson/テディ ウィルソン/Jazz A Confronto 12
Walt Dickerson/ウォルト ディッカーソン/To My Son
Joni Mitchell/ジョニ ミッチェル/Clouds (和紙風カバー)
Marcos Valle/マルコス ヴァーリ/Viola Enluarada
Bee Gees/ビージーズ/Odessa (promo only)
Rolling Stones, The/ローリング ストーンズ/Aftermath

クレームのお話 (1)



今回は「クレームのお話」です。
正直、当店の検盤は厳しい方ですのでそれほどのクレームを頂く事はありません。
以前は蛍光灯の下で検盤していましたがヤフオク!で買われた方から「思ったより細かなスレが多い」と言われてからは白熱灯と蛍光灯の両方使用し更に厳しく評価しています。

当店のレコードの状態は海外の検盤の評価方法を基準に簡単に言うと上から順にMint-(大変綺麗) / Exellent(綺麗) / Very Good+(まあ普通) / Very Good(若干悪い) / Good(悪い)になります。

以前ご購入いただいたお客様からこんな電話がありました。
「おたくから買ったレコード着いたんだけど、思ったよりノイズが出るんだけど」
…中略…
「お調べしたところお客様がご購入いただいたレコードはVGですので細かなスレ、傷などがあるのでノイズは出ると思います」
「でもVery Goodっていうことだよね」
「はい、Very Goodです」
「『Very Good』っていうのは『大変いい』って言うことだよね」
「普通に考えればそうなりますがグレーディングの表記上は違います。ウェブ・ページにもその様に書いておりますし…」
「いや、いや、そういうことを言っているんじゃないんだよ。常識で考えてあなたのやっていることは正しいのか?と言うことを言っているんだよ」
「はい、間違っていないと思います」
「そのグレーディングの基準を読まない人もいるだろう、そうしたら『Very Good』が『大変いい』じゃないのはおかしいじゃないかと言いたいんだ、分かる?」
「いやいや、そういうものですから、記載にも『スレ多く、若干傷あり』と書いてありますし、さすがにそれはご勘弁頂けないでしょうか」
「まあいいや、わかった。今回は仕方無いけど、表記は変えるべきだと思うよ。絶対おかしいよ!」
確かにこの表記って脈々と受け継がれていますが日本人にはちょっと変だなとは思いますよね。
海外の方に販売することもちょこちょこあるので変更することもできないのです。
表記でご不満の方、確かにそうかとは思いますが、当店できるだけ詳細に記載しておりますので何卒ご理解の上お許し下さい。

こういうレコード好きなら「そうだな」って思う話なんですが知らない方には全くおもしろくないですよね。
すみません。

そうそう
ヤフオク!で落札した方で落札翌々日、開店すぐにご連絡頂いた方がいらっしゃいました。
もう大変お怒りで
「落札後すぐにメールをするのが普通だろう! こっちは心配でずっと待っていたんだからな」
「申し訳ございません。昨日は当店休業日でしたのでメールを送付することができませんでした」
「普通の人なら落札後、午前2時くらいまでにはメールしますよ! どうしてそんな簡単な事ができないんですか」
「申し訳ございません。営業時間が午前11時から午後5時までですのでその間に返信するようにしております」
「そんなことで仕事と言えるんですか! 休みだろうとなんだろうとメールチェックして返信するのが普通でしょ!」
「申し訳ございません」
「そんなんじゃ、友達に紹介できないよ」
「はい、申し訳ございません。そのような対応は現在できかねますので、お友達に紹介はしないでください」
いやぁ〜そんなことできないです。ごめんなさい。

その時働いていた従業員は「私が休みの日とかチェックしますよ」と言ってくれたのですが….
(優しいねえ)
「いや、いい。そんな人ばかりじゃないし、その為に休みの時間を無駄にできないし…」
と答えたのでございます。
(基本的には営業時間以外はメールチェックしません。何卒ご了承下さい)

こんなこともありました。
これもヤフオク!で落札して頂いた方の話なんですが
メールで「○○郵便局留めにしてください」ときたので
「当店佐川急便ですので佐川の○○営業所留めでよろしいでしょうか」と連絡したところ
電話がかかってきて
「どうして○○郵便局留めができないの!」
「はい、佐川急便ですので、○○郵便局に送付することはできないのです」
「ヤマト運輸はやってくれるわよ! どうして佐川じゃできないのよ」
「すみません。ヤマト運輸でもその様なサービスはないと思うのですが」
「あるわよ、*いつもやってくれるもの」
「そうなんですか、申し訳ございません。佐川急便にはそのようなサービスはないのでできかねます」
「じゃあ、今回からやってよ!」
「申し訳ございません。私共にそのようなことを決められる権限がございません」
「え〜っ! あんた達本当に使えないわね、じゃいいわよ佐川の営業所留めで!」
「ご希望に添えず、申し訳ございません。ご入金確認後早急に送付致します。宜しく御願い致します」
ふ〜っ、仕事って辛い…というよりここまでくると本当に凄い人に当たっちゃったなと、わくわく楽しくなってくるから不思議です。

先日あるお客様から「サボテンレコードのグレーディングはほぼ完璧だね」とお褒めの言葉を頂きました。
これも最初にあげた「細かなスレが多い」とご連絡くださったお客様がいなければ蛍光灯の下のみでの検盤で、お褒めの言葉はいただけなかったかも知れません、もしかしたら、サボテンレコードの検盤は甘めだからと思い、既に当店からの購入をやめてしまったかもしれません。
ちょっとした不備などを指摘してくれるお客様は本当に大事だと思います。
何も言わず「この店、ダメだな」と思って買わなくなってしまうのではなく、お客さんの時間を使ってわざわざ私共に教えて頂けることに大変感謝しております。
そしてそういうことの積み重ねが次に繫がっていくと思うのです。

(とはいってもお客様すべてのご要望には応えられませんので何卒ご了承下さい)

次回は「クレームの話(2)」を予定しております。

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*当然ですがヤマト運輸の郵便局留めサービスはありません。